クリンカアッシュについて

石炭の燃焼によって発生した灰が溶融固化し塊となってボイラー底部に落下堆積し、粉砕機で粉砕し砂状になったものをいいます。粉砕されたクリンカアッシュは、脱水層へ送られ脱水した後に出荷されます。

クリンカアッシュは孔隙構造となっているため、排水性・通気性・保水性及び保肥性に優れており、道路の下層路盤材、グラウンドの中層材(排水・衝撃吸収性)、ゴルフ場の排水材等、培養土原料としても利用されています。

クリンカアッシュの性状

クリンカアッシュの粒子は、ほとんどが細礫と粗砂であり砂に近い粒度分布となっており、径0.2~20μm位の小さな孔隙が多数あいています。

クリンカアッシュ_性状

クリンカアッシュの特長

クリンカアッシュには、以下のような特長があります

クリンカアッシュ_拡大写真
拡大写真
  1. 排水性・保水性・保肥性の向上
  2.  クリンカアッシュは、一般土壌と比べて排水性に優れており、また粒子構造から適度な保水性があり培養土に適しています。

  3. 締固め特性の向上
  4.  クリンカアッシュは、砂とは対照的に空隙率が高いため最大乾燥密度が低く高い締固め特性があり、路盤材として適しています。

  5. 軽量
  6.  クリンカアッシュは、通常の砂に比べて単位体積重量が0.8~1.0t/m3と軽い特性を持っています。

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